女性部参加者からの報告

日本シリーズ当日、広島カープ応援で熱く燃える広島に、熱い心のはたらく女性たちによる集会が広島国際会議場で開催されました。神奈川労連の女性センターの仲間と共に神奈川地本女性部からは二人が参加しました。広島合同労組の男性の方たちは案内板をもったりデモの隊列を指揮したり、写真を撮ったりと頼もしい応援をして下さっていました。感謝!

◆オープニング

集会は、現地合唱団による歌声で始まりました。「並んで歩かなくても」という韓国語が混じった歌は、優しく力強い歌詞です。熱い韓国の民主化運動が思い起こされ感動しながら会場全体で合唱しました。 基調報告では、自民党議員・閣僚のセクハラ発言や暴言が相次ぐ安倍内閣が進める「女性の活躍」。うそとごまかしの中から生まれた「働き方改革は」女性差別を固定化させるもの!女性差別を是正させる法整備を含めて女性労働者が声をあげることが求められていると強調されました。基調報告では「一人ひとりが大切にされる社会、ジェンダー平等社会を実現しましょう。女性の力を束ね、職場・地域で共同の輪を大きくして前進しましょう」と締めくくられました。

アーサービナードさんの講演『戦後はつづくよ、どこまでも』

ビナードさんがアメリカのデトロイトから日本にくるきっかけは大学の日本人の教授との出会い。日本語に強い興味を抱き、漢字に魅了されたということです。英語はアルファベット26文字ですべてあらわされるけれど日本語は、漢字、ひらがな、カタカナと三種類の文字が使われ、特に漢字は数えきれない1万文字以上の種類があることを知り驚いたそうです。漢字をみると虫みたいに見えてジャポニカノートで漢字練習をして1冊仕上げたら「昆虫採集ができた!」と感じたビナードさんの感性が面白くて会場からは何度も笑い声が湧きました。 「広島」「廣島」「ひろしま」「ヒロシマ」と4つの文字があり、それぞれに意味があることを発見したといいます。例えば原爆が投下された地は「ヒロシマ」とカタカナで表す・・・そういえばそうですね・・・

東京から広島に移り住んだのは原爆を投下された広島を知りたい、知るためにはここに住んで広島資料館の一つひとつの遺品や資料から聞き取りをすること。原爆ドームの前でもじっとその声を聴き、説明を読む。ドームは5度も名前を変えた。「広島物産陳列館」→「広島物産陳列所」→「広島県産業奨励館」→原爆投下後「原爆ドーム」→そして世界遺産登録名称が「広島平和記念碑」。

日本人が気付かない細かな発見は、聞いている私たちも改めて日本を知らされた思いで夢中になり引き込まれる話でした。

最後は「核廃絶をみんなで実現しましょう!」と訴えておわりました。ロビーではビナードさんの著書の本に参加者は殺到し、サイン会には大変長い行列ができていました。私も「ドームがたり」の本を購入。原爆ドームの目で見た原爆、社会が描かれて心に響く絵本です。

◆「被爆ピアノの演奏と被爆証言」

被爆したピアノは調律師の矢川光則さんが修復しました。不思議なほど美しい音色が出ます。実は私も「かながわ9条の会」で何年か前に被爆ピアノを神奈川に招いて演奏をさせて頂いたことがあり、静かに平和を訴える被爆ピアノの音色に感動しました。 そして、「被爆証言」の80代女性は10代の時に被爆、学徒動員の「たばこ工場」で働いていたそうです。壁の下敷きになったおかげで熱線を浴びずに助かったそうです。体中にガラスがささりましたが、熱線で大やけどを負って垂れ下がる皮膚をひきずりながら歩く人、大けがをする人、亡くなった人たちを助ける手伝いや、遺体を燃やすことをしたと悲惨な体験のお話しで当時のリアルな様子が目に浮かびました。「戦争はどんな理由があろうとしてはいけません!と言い切った言葉にはとても重みを感じさせられました。

◆パレードと交流会

会場の広島国際会議場をでて鳩の形のプラカードを手に広島の町をパレードしました。注目され海外の方が写真を撮ったり、手を振ってくれる人もいました。終点の近くで全国一般の女性20人と広島の門田さんと山岸さんの男性2人の参加で交流会を行いました。 広島、宮城、大阪、愛知、神奈川の5県が集まり、やはり、大震災、豪雨災害が相次いだ被災地の話がそれぞれから出され、まだ復興に至っていない現実を知り参加者はお互い真剣に聞き入りました。大変な災害を体験し、その地域で頑張る仲間の存在に心を打たれ励まされた交流会でした。

◆分科会参加

二日目はそれぞれ分科会に分かれて参加しました。〇〇さんは「戦争する国でいいの?~ほんとの平和貢献考えよう~」私は「だれもが8時間働いて普通に暮らせるように~働き方を考えよう~」全国の女性の実態を知ったり、平和への思いをあらたにしました。又、映画「この世界の片隅に」の舞台となった呉へバスツアーも実施されていました。

◆集会も交流会も大変充実した二日間を過ごすことができました。「全国一般女性センター総会」「はたらく女性の中央集会」に参加し、全国一般だからこそいろんな職種、日本各地の仲間と出逢い、励ましあい、力をもらえることを嬉しく思えた時間でした。参加された皆さまお疲れ様でした。